中級編で書いたことの追記です。
古い枝を元から切って枝の新旧交代をする。
懐枝(株の内側に入っていく枝)を切る。
去年の一番花枝で切る。
同じところから出ている2本以上の枝は1本にする。
太い枝は長く、細い枝は短く切る。
ブッシュは外芽でシュラブは内芽で切る。
基本です・・・といわれてもよく分からないですよ。
春沢山の花を咲かせるために多くの枝を残したほうが良いはずでは?
しかし、残しているとそれではだめと怒られます。
プロの剪定はすっきりと形良く鋏を入れてなんぼの世界なのです。
切り残すことは仕事をしていないことなのでしょうか
なぜ・・・剪定の基本はそうしたことではないのです。
交差する枝はすれると枝に傷が付き病気にかかる心配があります。
懐枝は内側に入り風通しを悪くしてやはり病気になる要因になります。
古い枝を元から切るのも株を風通しよくするためです。
同じところから出ている枝はそこに芽があつまり、新しいクラウンを作るからです。
それをみっともないから、とかただそんなんじゃ駄目おかしいといわれても
なかなか納得が出来ませんよね
しかし、昔からの職人は多くを語りません、というか割りと意地悪です。
ちゃんと、どうしてなのかを教えてくれません
でも長い間かかって失敗を繰り返して、そうした剪定の基本を身に着けたのですから
やはり無視はできませんよ
切る枝にHTなら15cm近い花が付くのです。春は切ったところから
だいたい3芽、動きます切った枝の太さ高さを考えて、その枝が花の重さに耐えられるか?
その株の樹性を考えて、どの高さに花を咲かせるか・・・
枝を沢山残して花を沢山咲かせる、とか
もっとばっさり切って株の形を整えるとか
そんなことより大事なことがあるように思います。
それは春3週間と秋の3週間開園時にどれだけ多くの花をお客さんに見せられるか
それが生田緑地ばら苑の一年間の実績なのです。
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